第23回
トロンボーン・アカデミー&フェスティバル 2024
Trombone Academy & Festival
大盛況のうちに終了しました
多数のご来場の皆様ありがとうございます。
2024年3月31日(日)
東京都北区滝野川会館
JR京浜東北線 上中里駅徒歩7分
東京メトロ南北線 西ヶ原駅徒歩7分
〒144-8534
東京都北区西ヶ原1-23-3
Tel:03-3910-1651
アクセス>>>
Googleマップ>>>
今年もこの季節がやって参りました!
毎年恒例、トロンボーンフェスティバルです!今年は3/31(日)、場所はお馴染み「滝野川会館」です。
今年のスペシャルゲストは!!結成15周年!Jazz Trombone Quartet VOLTZの皆様です!
ジャズ系トロンボーン四重奏として、都内でのライブ活動に留まらず、日本各地で演奏を展開中のVOLTZが満を持してトロンボーン フェスティバルに登場いたします。アカペラならではの至高の響き、クラシックファンの方も必聴です!
そしてアカデミーでは、「オケスタ」「ブラスタ」を始め、サクバットや身体の使い方講座、初となる論文発表など多種多様な企画が目白押し!あなたのトロンボーンライフをよりよくするアイデアが見つかるかも?
恒例!「日本トロンボーン学生連盟コンサート」「コンペティション・コンクール入賞者披露演奏会」ここから未来のスターが生まれる…!明日を担う若手たちの演奏を是非その目と耳でご覧下さい!
こちらも恒例!「トロンボーン・ピース・オブ・ザ・イヤー」ここから産まれるトロンボーンのレパートリー達。
名曲が産まれる瞬間にぜひ立ち会ってください!
そして今回初の試みとなる 「デュオコンテスト」業界初!?デュオに特化したトロンボーンコンテスト!片方がトロンボーンであればお相手は誰でもOK!どんな楽器や声種でもOK!!
異種格闘技戦でアナタの実力を知らしめるのだ!たくさんのエントリーお待ちしております!
みんなで奏でる「全員合奏」の後には…。
ついに「懇親会」が復活!!こちらもお見逃しなく!!
トロンボーンづくし、トロンボーンまみれの一日を一緒に過ごしませんか!?
3/31は滝野川へGo!!
一般:¥3,000
学生(大学生以下):¥2,000
会員:無料
※予約フォーム、または当日の受付にて、トロンボーン協会の入会申込みをいただくと協会入会金免除&上記フェスティバル入場料が無料に!
【主催】日本トロンボーン協会
【共催】公益財団法人北区文化振興財団
【協賛】wille'sCustom Brass / エネルギア(株) / お茶の水下倉楽器 / 管楽器専門店ダク / Glanz Trombone / (株)グローバル / 眞田貿易(株) / (株)セントラル楽器 / (株)ドルチェ楽器 / 野中貿易(株) / (株)ビュッフェ・クランポン・ジャパン / BLAS MUSIK アトリエモモ(株) / (株)ヤマハミュージックジャパン (50音順)
【特別協力】音楽便利グッズ ファブリー
【協力】日本トロンボーン学生連盟、プロアルテムジケ
トロンボーン・フェスティバル の部
学生連盟コンサート(10:40〜11:40)
日本のトロンボーン界の将来を担う、音大生の生の演奏は普段なかなか聴けません。この機会に首都圏の音楽大学トロンボーン専攻生によるアンサンブル演奏を存分にお楽しみください。
廣田純一/大樹
1st:吉澤大志(東京藝1年)
2nd:佐藤小百波(武蔵野1年)
3rd:山本萌恵(武蔵野1年)
4th:平井拓美(武蔵野4年)
G.P.Telemann/Concerto a 4
1st:石橋悠樹(東京藝1年)
2nd:小野美彩希(武蔵野1年)
3rd:西村優穂(洗足2年)
4th:池田宏大朗(武蔵野2年)
P.Sparke/REFLECTIONS
1st 岡田光 (東京3年)
2nd 下山勇太 (東邦3年)
3rd 青柳賢 (東京藝2年)
4th 平井拓美(武蔵野4年)
J. S. Bach/PASSACAGLIA IN C MINOR
1st 服部希実 (東京藝1年)
2nd 水川彩由美(東京3年)
3rd 田路由子(国立1年)
4th 遠藤悠奈(昭和2年)
5th 池田宏大朗(武蔵野2年)
6th 黛和奏奈(武蔵野1年)
7th 櫻井麻里亜(武蔵野1年)
8th 前田尉吹(武咸野1年)
Eric Ewazen/Grand Canyon Octet(第1楽章、第3楽章)
1stアルファロテンガン ヒデアキアンヘル(東京2年)
2nd中尾慧(洗足2年)
3rd西村優穂(洗足2年)
4th野口春音(武蔵野1年)
5th三上明徒(昭和1年)
6th安樂美空(尚美2年)
7th櫻井麻里亜(武蔵野1年)
8th前田尉吹(武蔵野1年)
Eric Ewazen/Great Lakes Octet
1st 磯田諒(武蔵野2年)
2nd 伊原舶(武蔵野3年)
3rd 原田桃(洗足4年)
4th 望月愛永(洗足4年)
5th 有吉桃香(東京2年)
6th秋元美海(武蔵野2年)
7th櫻井麻里亜(武蔵野1年)
8th平井拓美(武蔵野4年)
デュオコンテスト(12:00〜14:00)
デュオの相手はなんの楽器でもOKの異種格闘技戦!! 例)トロンボーン+ピアノ、トロンボーン+トロンボーン、トロンボーン+打楽器、トロンボーン+歌 などなど
審査員
小田桐 寛之、首藤 健一、三塚 知貴
コンテスト申し込みフォーム
コンペティション・コンクール入賞者披露演奏(14:20〜15:20)
第28回 日本トロンボーンコンペティション《高校生以下の部/独奏部門》
Philippe Gauber / Morceau Symphonique
P.ゴーベール / 交響的小品
ピアニスト:沢田千保
第15回 日本トロンボーン学生音楽コンクール《大学生の部/独奏部門》
Joseph Jongen / Aria and Polonaise
ヨーゼフ・ヨンゲン / アリアとポロネーズ
ピアニスト:小松祥子
第7回 日本トロンボーンコンペティション《一般の部/独奏部門》
Jerome Naulais / Étoile des profondeurs 1mov.
J.ノレ / 深淵に光る星 第1楽章
ピアニスト:馬場春英
日本トロンボーン協会主催
トロンボーン ピース・オブ・ザ・イヤー 2024作曲賞
第一次審査結果
下記の4作品を入選作品とし、来る3月31日(日)開催の本選審査で演奏されることが決定いたしました。当日はこの中から優勝作品並びにポピュラリティー賞が1点選出されます。(以下敬称略)
四反田 素幸 / トロンボーン八重奏のための三楽章「トロンボーンの森」
永安 大喜 / あいねく!~トロンボーン四重奏のための~
村上 楓 / ありふれた日々 ~トロンボーン八重奏のための~
枝野 奈津子 / ReBirth ~トロンボーン4本のための~
会場
東京都北区滝野川会館
演奏
洗足学園音楽大学トロンボーンアンサンブル
東京藝術大学トロンボーンアンサンブル
武蔵野音楽大学トロンボーンアンサンブル
東京音楽大学トロンボーンアンサンブル
トロンボーン・ピース・オブ・ザ・イヤー2024作曲賞 決定!
2024年3月31日のトロンボーンフェスティバルにおいて「トロンボーン・ピース・オブ・ザ・イヤー2024作曲賞」本選が行われました。書類審査で選ばれた4作品が実際に演奏され以下の各賞が決定いたしました。
優勝
四反田 素幸 / トロンボーン八重奏のための三楽章「トロンボーンの森」
演奏:洗足学園音楽大学トロンボーンアンサンブル
テナー:佐藤 頼星(4年)、望月 愛永(4年)、川上 奏太郎(3年)
田中 朱音(2年)、鈴木 彩香(1年)、鈴木 大希(1年)
バス:松田 真凜(3年)、田村花玲(1年)
入選・ポピュラリティー賞(2作品)
永安 大喜 / あいねく!~トロンボーン四重奏のための~
演奏:東京藝術大学トロンボーンアンサンブル
テナー:金子 奈央(別科2年)、和久井 梨帆(3年)、青栁 賢(2年)
バス:石井 陸登(別科2年)
村上 楓 / ありふれた日々 ~トロンボーン八重奏のための~
演奏:東京音楽大学トロンボーンアンサンブル
テナー:伊藤 雪奈(4年)、栗谷川 未花(4年)、師田 めぐみ(4年)
岡田 光司(科目等履修生1年)、藤島 裕也(科目等履修生2年)
村上 豊(科目等履修生2年)
バス:山田 怜央(4年)、榛葉 孝(科目等履修生1年)
入選
枝野 奈津子 / ReBirth ~トロンボーン4本のための~
演奏:武蔵野音楽大学トロンボーンアンサンブル
テナー:太田 礼香(4年)、中村 響き(4年)、土方 梨々子(2年)
バス:櫻井 麻里亜(1年)
審査員:
糀場 富美子 (作曲家、東京音楽大学教授)
吉川 武典 (NHK交響楽団トロンボーン奏者、東邦音楽大学特任准教授)
1次:福士 則夫 (作曲家、東京音楽大学客員教授)
本選:小田桐 寛之(元東京都交響楽団首席トロンボーン奏者、日本トロンボーン協会会長、バックボーン・ジャパン・トロンボーンアンサンブル、東京トロンボーン四重奏団、東京メトロポリタン・ブラス・クインテット。洗足学園音楽大学客員教授、昭和音楽大学客員教授、札幌大谷大学芸術学部音楽科客員教授。名古屋音楽大学客員教授、大阪芸術大学大学院客員教授。常葉大学音楽科教授。)
Jazz Trombone Quartet VOLTZ
ジャズやポップスのライヴシーンで活躍する、
三塚知貴、川原聖仁、榎本裕介、朝里勝久の4人により結成。
2009年より活動をスタートする
メロディ、ソロはもちろん、ベース・ラインからオブリガードまで、
すべてをトロンボーン4本のみで表現する、
新感覚のアカペラJazzトロンボーンアンサンブルである。
あたたかさと力強さを兼ね備えたトロンボーンという楽器の特徴を、
あますところなく活かしたそのサウンドによるレパートリーは、
ジャズ・ファンク・ボサノバ・ラテンなど幅広い。
首都圏のライヴハウスでの演奏活動を中心に、これまで、楽器フェア(2009年、2011年、2014年)に出演、ゲスト演奏として、栃木県吹奏楽連盟宇河支部主催スクールバンドフェスティバル、第20回東北学生音楽祭(山形)、第16回トロンボーンアカデミー&フェスティバル、第49回日本吹奏楽指導者クリニック 2018 JAPAN BAND CLINICに出演。
ジャズトロンボーン四重奏イベント「Bonds of Bones」を主催、ツアーライヴとして、大阪・岡山・香川・京都・札幌・仙台・富山・長野・名古屋・浜松・広島などの各地で好評を得る。
Allen Hermann(tb)、Francisco Torres(tb)、Bart van Lier(tb)、Ilja Reijngoud(tb)、Luis Bonilla(tb)、Tom Garling(tb)など海外のアーティストとも共演。
全員合奏(18:50〜19:30)
これぞトロンボーンフェスティバルの真骨頂!全国から集まったトロンボーン愛好家のみんなで大合奏!プロ・アマ入り乱れての大迫力の合奏になること間違いなし!
⚫️R.ワグナー(編曲/村田厚生):歌劇「タンホイザー」より序曲より抜粋
楽譜のダウンロードはこちら>>>
ヘ音記号版も用意しました>>>
8本(テナー6、バス2)でのアンサンブルです。
吹きたいパートを事前にプリントアウトして当日お持ちください。
主催者も楽譜は各パート印刷のご用意しています。
⚫️もう1曲ご用意しています。当日のお楽しみ。
楽譜は当日ご用意いたします。
指揮:小田桐寛之
懇親会(小ホール)(20:00~21:00)
ついに復活の「懇親会」!プロ・アマ分け隔てなく楽しい時間を過ごしましょう!憧れの奏者と即席アンサンブルができるかも!?
参加費:1000円
※イベントは変更になる可能性があります。
トロンボーン・アカデミーの部
身体の仕組みを知り、楽に楽器を演奏しよう
【講師:沼田 司】(B202スタジオ)
呼吸をした時、身体のどこがどう動くのか?音を出しやすい姿勢や持ち方とは?アンブシュアは音域によって動くのか?これらの事柄は皆さん全てに同じように当てはまるのか?職業性ジストニアで全く音が出なくなり、その時点から復活した経験と学びから、グループレッスン形式で皆さんと一緒に検証しましょう。www.tsukasanumata.com
①11:30〜13:30
②14:00〜16:00
サクバット講座
【講師:宮下 宣子】(B201スタジオ)
トロンボーンの祖先サクバットに触れてみませんか?音楽のルーツも知ることが出来るので、今の演奏に生かせること間違いなし! 古楽器は無料でお貸ししますので、いろいろ体験しながら楽しみましょう。
*参加ご希望の方、もしもお持ちでしたら、細管用のマウスピースをお持ちください。
①10:45〜12:15
②14:15〜15:45
ブラススタディ講座
【講師:郡 恭一郎・西岡 基・佐々木 匡史】(小ホール)
吹奏楽愛好家、垂涎の企画が久しぶりに実現。吹奏楽におけるトロンボーンの役割を深掘り!「吹奏楽のトロンボーン」を細部にわたってお伝えいたします。明日からの練習で試したくテクニックを伝授します。2024年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲にも触れたいと思います。
①10:45〜12:15
②12:30〜14:00
オーケストラスタディ講座
【講師:伊波 睦・藤原 功次郎・長谷川 博亮】(小ホール)
経験豊富なオーケストラプレイヤーに学ぶ本物のオーケストラスタディ。実際のオケ中でのプレイのコツを実演を交えて詳しく解説いたします!
①14:15〜15:45
②16:00〜17:30
研究発表
①13:15〜13:45【講師:萩谷 克己】
研究発表者:萩谷克己
「吹奏時の気息の分析から見たトロンボーン奏法の考察」
【氏名・プロフィール】
萩谷克己:東京芸大大学院修了 (1977-2012)東京佼成ウインドオーケストラ在籍 現在、学習院大学応援団吹奏楽部指揮者、東京大学吹奏楽部客演指揮者、日本音響学会会員
吹奏時の気息の分析から見たトロンボーン奏法の考察
1979年東京芸術大学の拙修士論文を基に1983年に日本音響学会、音楽音響研究会で発表した資料からの引用です。
【概要】
金管楽器奏者にとって音域とダイナミックレンジの拡大は重要な課題であり、その奏法の追及については一般的に経験と感覚によって行われております。
筆者はトロンボーン奏者としての経験から気息の圧力、流量と音の高低、大小に着目し、その関係を実験的に求めてグラフに表しました。
特に興味深い事は当時の芸大の学生とフィラデルフィア管弦楽団のグレン・ダドソン(首席)、M.ディー.・スチュワート(2番)両氏の協力を得て吹奏時の圧力を実測した事です。
[1]今回の発表の内容は当時のものと同じですが、パワーポイントを使用して実測した測定器の写真、測定している時の写真やグラフを出します。
[2]当時の芸大の学生の圧力データに対し、グレン・ダドソンの圧力が2倍近く高かった事が特筆されますが、当日は圧力計を持って行きますので参加者はダドソンの圧力を体感していただけたらと思います。
②16:45〜17:15【発表者:新川 光正】
研究発表者:新川 光正
「DIYで出来るトロンボーンマウスピース 深さの定量化とカップ内面形状の可視化による比較対照法」
【氏名・プロフィール】
新川 光正:1978年山形大学工学部卒 主にカメラの生産と設計に携わる。 トロンボーンは趣味 岩手県盛岡市在住。盛岡シティブラス団員。
【概要】
この発表は2022年7月パイパーズ492号に掲載させて頂いたDIYによるマウスピースの形状比較方法をもとにしています。1984年同誌29号に9社の対照一覧表が掲載されましたがその後メーカーと種類は比べ物にならないくらい増え選択にあたっては多すぎて戸惑うことも少なくありません。そこで今回はDIYで簡単にできる以下2つの比較対照法を実演を交えて紹介します。(注)これは形状の比較であって音質の比較や選択方法を示唆するものではありません。
[1].カップの深さの表記(浅い、中くらい、深いなど)をカップ径と同様にmmで定量化し径と深さの散布図で比較する方法。
[2].カップ内面形状を可視化しその輪郭画像を重ね合わせて比較する方法。
※測定データ:マウスピース83個、アルト~バスまで。
※発表を聴きに来て下さった方々には測定データを配布します。また抽選でデジタルデプスゲージを1名様に、深さ測定用鋼球(Φ11mm)を10名様に差し上げます。